初めての妊娠をしたのは、ちょうど出生前診断が話題になった頃でした。

私も高齢出産になる年齢でしたので、とても気になる情報でした。TVやネットで情報を集めては、「やるか、やらないか」で常に悩んでいました。
でもある日、東尾理子さんがTVで、「何も考えずに検査を受けてしまって、中くらいの微妙な確率が出ちゃって、すごく不安になった」という話を聞いて、検査を受けるのを止めようと思いました。
というのも、血液検査の出生前診断は羊水検査と違って確定検査ではなく確率しか出ない検査なので、結局のところ、生まれてみないと異常があるかどうか確かなことはわからないからです。
下手に高い確率が出て、出産まで不安に過ごしたくない、と私は思いました。

また、これに関しては夫ともよく話し合いました。二人で話した結果、出生前診断で確率が低かったり、出生時に何の異常もなくても、たとえば自閉症のような内面のところは生まれて育ってみないと分からないし、出生前診断もそもそもすべての異常を検査できるわけではない。だったら、どんな子供でも生涯一緒に生きていく覚悟をして、エイヤ!で産んでしまったほうがいい、ということになりました。

結果、子供は五体満足で何の異常もなく生まれてくれました。結局、一番大事なのは、検査の是非でもやるやらないでもなく、親になる覚悟かな、と思います。